【2026年最新】オーストラリアのスーパーアニュエーション返金ガイド|DASP申請方法
- 2025年01月28日
- 留学ガイド
フルタイムやパートタイムといった就労形態に関わらず、オーストラリアで働くほとんどの人が積み立てているスーパーアニュエーション(確定拠出年金制度)。もし、あなたが就労時に18歳以上だったなら、帰国後に返金手続きをしないと、もったいないことになってしまいます。
この記事では2026年最新の情報をもとに、スーパーアニュエーションの返金申請(DASP)のタイミングや、必要な書類、手続きの手順などを紹介します。
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スーパーアニュエーションとは?
「確定拠出年金制度」と聞くと、難しそうに感じますが、要はオーストラリアで働く人が積み立てる、自分専用の年金制度です。オーストラリアでは、従業員が18歳以上の場合、国籍・ビザの種類・就労形態を問わず、雇用主は給与とは別に一定割合の金額をスーパーアニュエーション口座(年金口座)に支払う義務があります。この積立率は2025年7月1日に12%に達し、これが現行制度における最終的な引き上げとなりました(今後さらに引き上げられる予定は法律上ありません)。
本来であれば、年金のため、法律で定められた年齢まで引き出すことができません。しかし、留学生やワーキングホリデーに来た人ならば、オーストラリア出国後に「DASP(Departing Australia Superannuation Payment)」という制度で早期引き出しができます。ただし税金がかかるため、積み立てた金額の全額が戻ってくるわけではありません(詳しい税率は後述します)。
返金手続きのタイミング
DASPの申請ができるのは、オーストラリアから完全に出国し、かつビザが失効した後になります。出国前に必要な情報や書類を準備しておき、出国後すぐに申請するのがスムーズです。
出国後6ヵ月以上が経過し、ビザが失効した状態のまま未申請の場合、積立金は「未請求年金(unclaimed super money)」としてATOに移管されます。その後もDASPとして請求は可能ですが、手続きが増える前に早めに申請しておきましょう。
返金にかかる税率【2026年最新】
DASPは、保有していたビザの種類によって税率が異なります。
| 支払い区分 | ワーキングホリデー(417・462) | その他の一時滞在ビザ(学生ビザなど) |
|---|---|---|
| 非課税部分(Tax-free component) | 0% | 0% |
| 課税対象部分(Taxed element) | 65% | 35% |
| 未課税部分(Untaxed element) | 65% | 45% |
| ワーキングホリデービザ(417・462)を一度でも保持していた場合、その期間の積立を含むDASP全体に一律65%の税率が適用されます。学生ビザのみを保持していた方は35〜45%が目安です。 | ||
税率が高く感じるかもしれませんが、請求しなければ受け取れないお金です。忘れずに申請しましょう。なお、DASPは支払い時に最終的な税金が源泉徴収されるため、タックスリターン(確定申告)の課税所得には含めません。
返金手続きに必要なもの
返金申請に必要なもの(申請時に記入・提出するもの)は、以下になります。オーストラリアにいる間に確認・準備しておきましょう。
| オーストラリアのタックスファイルナンバー(TFN) |
| パスポートおよびパスポート番号 |
| メールアドレス |
| 連絡先(現住所、直近のオーストラリアの住所、電話番号) |
| 雇用主の名前と住所 |
| 雇用の開始日と終了日 |
| スーパーアニュエーションファンドの情報(ファンド名・ABN・会員番号など)、運用実績の明細 |
| 銀行口座情報(振り込みで受け取る場合) |
| 本人確認ができる証明書(ID)のコピー(郵送申請で返金総額が5,000オーストラリアドルを超える場合に求められることがある) |
スーパーアニュエーションの運用実績の明細は、一般的に半年に一度スーパーアニュエーションファンドから送られてきます。手元にない場合は、スーパーアニュエーションファンドに問い合わせましょう。また、複数の雇用主で働いていた場合は、口座が複数のファンドに分かれていることもあるため、忘れずに確認してください。
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返金申請の方法
スーパーアニュエーションの返金手続きは、オンライン申請と郵送申請のほか、タックスエージェントなどに依頼する方法があります。
| 方法 | 費用目安 | 特徴 |
|---|---|---|
| オンライン申請 | 無料 | ATOのDASPオンライン申請システムから申請可能。サイト内はすべて英語表記。移民ステータスが自動確認されるため、原則追加書類は不要。特別な事情がなければこの方法がおすすめ |
| 郵送申請 | ファンドにより異なる | ATOの申請用紙(NAT 7204)と、スーパーアニュエーションファンドが発行する必要書類が必要。返金総額が5,000ドル以上の場合、内務省発行の証明書が求められることがある |
| タックスエージェントに依頼 | 要確認 | 英語力に自信がない方向け。タックスリターンもする場合は、まとめて依頼すると効率的 |
申請から返金までの流れ
| ステップ | 内容 |
|---|---|
| ① | 出国前に、TFN・ファンド情報・雇用主情報など必要な情報を準備・保存しておく |
| ② | オーストラリアを完全に出国し、ビザが失効した状態になる |
| ③ | DASPオンライン申請システムにログインする |
| ④ | TFN、パスポート番号、連絡先、雇用期間、ファンド情報などを入力する |
| ⑤ | 必要な場合は本人確認書類を提出する(返金総額$5,000以上の場合など) |
| ⑥ | Submitを押して申請完了。入力したメールアドレスに確認メールが届く |
申請後、通常28日以内に指定した口座へ返金されます。申請内容に不備がある場合や追加書類の提出が求められた場合は、さらに時間がかかることがあります。
よくある質問(FAQ)
Q. スーパーアニュエーションの返金はいつから申請できますか?
A. オーストラリア出国後、ビザが失効してから申請できます。
出国前に必要な情報を準備しておき、出国後すぐに申請するのがおすすめです。
Q. 申請しないとどうなりますか?
A. 6ヵ月後にATOへ未請求年金として移管されますが、その後も請求は可能です。
出国後6ヵ月以上が経過し、かつビザが失効した状態のまま申請しないと、積立金は「未請求年金(unclaimed super money)」としてATOに移管されます。忘れる前に早めに申請しておく方が安心です。
Q. 税金はいくら引かれますか?
A. ワーキングホリデーは一律65%、その他のビザは35〜45%が目安です。
ワーキングホリデービザ(417・462)保持者は一律65%が源泉徴収されます。それ以外のビザ保持者は、課税対象部分(taxed element)が35%、未課税部分(untaxed element)が45%となります。
Q. 返金額が5,000ドル以上の場合は何が必要ですか?
A. 郵送申請の場合は追加の証明書が必要になることがあります。
スーパーアニュエーションファンドへの郵送申請の場合、内務省が発行する「Certification of Immigration Status」の提出が必要になることがあります。オンライン申請システムでは移民ステータスが自動確認されるため、原則不要です。
Q. DASPはタックスリターン(確定申告)に含める必要がありますか?
A. いいえ、含めません。
DASPは支払い時に最終的な税金が源泉徴収されるため、タックスリターンの課税所得には含めません。タックスリターンの詳しい申告方法はオーストラリアのタックスリターン完全ガイドで紹介しています。
アイエス留学のサポート
アイエス留学は、30年以上・30,000人以上の留学生をサポートしてきました。2025年7月からは、オーストラリア政府登録の日本人移民代理人(MARN)による日本語でのビザ相談も始めています。これまで培った経験と専門知識を活かし、失敗しない学校・コース選びから、戦略的なビザ申請まで一人ひとりに合わせたサポートをご提供します。
- プロによる専門サポート: MARN保持者が最新のビザ情報や制度変更に迅速対応。
- 確かなプランニング: 物価高や学費の変化を踏まえ、無理のない計画を提案。
- オーダーメイドのアドバイス: 過去の失敗事例も踏まえ、戦略的なビザ申請をサポート。

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